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2021.09.04更新

こんにちは。
阿南歯科、歯科医師の八木です。
8月も終わり、少しずつ寒くなってきましたね。季節の変わり目、体調管理にはより一層気を付けていきましょう。

 

 

さて、突然ですが皆さんは『オーラルフレイル』という言葉をご存じでしょうか?最近ではいろんなメディアに取り上げられているので言葉だけは聞いたことあるかもしれませんが、内容までは知らない方も多いのではないでしょうか。

高齢期になり心身の機能や活力が衰え、虚弱になった状態を『フレイル』と言い、要介護になる手前の段階にあたります。その中でもお口に関する症状を『オーラルフレイル』と言います。世界に名だたる長寿国となった日本において、その寿命の長さだけではなく健康寿命(QOL)を延ばすということでも重要な概念となります。

 

最近・・・
・硬いものが食べにくくなった
・滑舌が悪い
・食べこぼすことが多くなった
・お口の中が乾燥する、ニオイが気になる
・食欲がわかない、少ししか食べられない

 

上記のような症状が頻繁に出てくるようなら要注意かもしれません。
オーラルフレイルは将来の介護リスクを高める“お口のささいな衰え” が積み重なった状態です。実際に放置していれば要介護認定や死亡のリスクがおよそ2倍になるという研究結果も出ています。
初めはささいな変化かもしれませんが放置していればお口の機能低下、やがては心身の機能低下につながるのです。

なので、オーラルフレイルを早く見つけしっかりと対応することが大切です。

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では、どのように予防したらいいのでしょうか?

 

1つはお口の健康を保つためにも歯科医院の定期検診に通いましょう。
定期検診に通うことで異常があれば早期に発見することができ、対応(治療)することができます。また、予防の観点からもその都度適切なアドバイスを受けることができます。
2つ目は適切なセルフケアを行うことです。普段からお口の健康に意識を持ち、お手入れをしっかり行いましょう。

3つ目にお口の運動や唾液線のマッサージをすることも大切です。

口の開け閉めの運動や舌の運動。また、「パパパパパパパパ」、「タタタタタタタタ」という感じに発音するだけで体操になる『パタカラ体操』といったものもあります。

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「今はまだ大丈夫」なんて思っているといつの間にかオーラルフレイルになっているかも!?
将来、要介護にならずQOLを高めるためにもオーラルフレイルの予防はとても重要です。
気になる症状がある方はお気軽にご相談下さい!

投稿者: 阿南歯科

2021.08.02更新

ベロ

こんにちは、阿南歯科の篠原です。 
梅雨も明けて夏本番となり、暑い毎日が続いてますね。今年もこの時期が来たか〜という感じで夏を感じています。
今回のブログのテーマは「口腔カンジダ症」についてお話ししていきたいと思います。
口腔カンジダ症についてですが、カンジダ菌(candida albicans)という真菌(カビ)によって引き起こされる疾患です。この菌は他の人から感染をするのではなく、身体が弱ってしまっていたりすると症状が出てくる日和見感染で症状が現れます。健康体で有れば特に問題を起こす事の無い菌であり、我々の口の中に存在している菌(常在菌)です。しかし、身体が健康で有っても口腔内の環境が悪かったりすると若い方でも症状が出てきます。また、基礎疾患(免疫不全症、血液疾患、糖尿病)が有ったり、乳幼児や高齢の方にも発症が見られます。
その他には、免疫抑制剤、抗菌薬、抗がん剤、副腎皮質ステロイド(口内炎、喘息)等を長期服用している場合なども原因となったりします。
高齢の方で入れ歯が入ってる方も清掃が行き届いていなかったり、入れっぱなしになっていたりしても発症したりします。(義歯性カンジダ症)

主な症状
ベロや頬っぺの粘膜に白色のカスが付着し拭うと取れてきます。(このタイプが多いです)
ベロが赤くツルツルしている。
ベロがヒリヒリして、熱い物、刺激物で痛みが増す。
唇が荒れたり、端っこが切れる(口角炎)。
口が乾きやすい。
味覚異常が起こる。
唾液の量が減り、口が乾きやすい。
口内炎が治りにくい。
と言った様な症状が現れます。

カンジダ症にはいくつかの分類があります。
1)偽膜性カンジダ症
抗菌薬の連用や感染症等により免疫力が低下した時に発症しやすい。

2)紅斑性カンジダ症
ベロの発赤が特徴的で、ヒリヒリしたりする。
また、舌痛症と勘違いされやすい。

3)肥厚性カンジダ症
粘膜が肥厚し硬くなり、おできが出来たり白くなったりする。舌の裏に白斑が見られたりする。

分類で紹介した、偽膜性カンジダ症は比較的視診での判断が容易だと言われています。特徴的な症状がいくつか有りますが、それだけてはカンジダ症と断定はできない為、口腔内の状態や症状等の経過が重要となります。また長期的に服用しているお薬が有ったら病歴等も関係してくる場合もあります。また、カンジダ症の疑いが有ると判断した場合は培養検査というが一般的に行われます。
これは患部を綿棒等で拭い専用の培地で培養します。(結果が出るまでには2日ほどかかる。)
カンジダの菌は我々の口腔内にも存在しているので、大量に菌が見つかった場合に陽性と判断します。また、顕微鏡を使用する検査で特徴的な糸状の形態(菌糸)が認められる事で診断できます。

治療方法
口腔カンジダ症の治療には抗真菌薬という種類のお薬が用いられ、使用を始めてから1〜2週間程で症状の改善が見られると言われています。
また、軽度で有れば口腔ケアを行う事で治る場合も有ります。

予防
口内炎でステロイドを長期的に使用する場合は発症しやすい為長期の使用は避けて下さい。
使用の中断が困難な場合(喘息の治療等)には使用後にうがいやスポンジブラシ等で口腔粘膜の清掃を行うと良いです。
入れ歯を使用されている方は清掃時にぬめりを取る様にしてから洗浄剤を使用し、就寝時には外して口腔内及び入れ歯を清潔に保って下さい。
口腔乾燥が有る場合にも発症しやすくなる為、唾液腺マッサージや保湿剤を使用する様にして下さい。

洗浄

口腔カンジダ症は一旦落ち着いても再発しやすい特徴がある為、発症してしまった方は予防策だけでなく、体調管理をしっかり行い普段から口腔内の環境を衛生的に保つ様にして下さい。

藤沢市 六会日大前 阿南歯科医院 篠原

 

投稿者: 阿南歯科

2021.07.28更新

こんにちは!歯科衛生士の村中です。

梅雨が明け、毎日暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
この時期は水分補給でジュースやスポーツドリンクを飲んだり、家にいる時間が長いとアイスやおやつを食べる機会も多くなってくるかと思います。

甘いものを口にするとなると、気になってくるのがむし歯ですね。
では、なぜむし歯になるのかご存知ですか?
今日はそのことについてお話していきます。

むし歯になってしまう理由はなんですか?と聞かれると、
「歯磨きができていないから」
「甘いものばかり食べるから」
と頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?

しかし、それだけが原因ではないのです!

むし歯になるには4つの因子が関係しており、その輪が重なりあった時にむし歯になると言われています。

ブログ


上の図をニューブランの4つの輪といいます。

【細菌】
お口のなかにいるむし歯菌です。
増殖する際に酸を出し、歯を溶かしてしまいます。

【食物】
お口のなかに残った食べカスや磨き残し(プラーク)です。
むし歯菌は糖質を栄養にして増殖し、特にお菓子やジュースなどに多く含まれているショ糖を好みます。
なので、甘いものが好きな人は甘いものを食べない人に比べてむし歯になりやすいのです。

【歯質】
人それぞれの歯の強さは違います。
歯の表面にあるエナメル質の薄さや密度には個人差があります。

【時間】
食べカスや磨き残し(プラーク)がお口のなかに残っている時間のことです。
上記3つの条件が重なってもむし歯菌は増殖しません。
磨き残しの中でむし歯菌が糖質を分解して酸をつくり、この酸が歯を溶かしてしまいます。

この4つが重ならないようにするために予防することがとても大切です!

① 甘いものはなるべく控える。キシリトールなどの代用甘味料を利用する。
② だらだら食べたり飲んだりせず、おやつやジュースは時間を決めて口にする。
③ 朝昼夜、食べたらすぐに歯を磨く。特に夜はしっかり磨き、デンタルフロスや歯間ブラシを使用して歯の間の磨き残しもしっかり取る。
④ 歯の質を強くするためにフッ素を塗る。歯並びが悪いところがあれば矯正をする。

このようにリストアップしてみると、すぐにでも始められることばかりで、難しいことはないですよね!

当院でも、むし歯予防として歯の検診やお掃除はもちろん、歯磨き指導やフッ素塗布、シーラントなどを行なっていますので、夏休みを利用してご家族皆さんで是非いらっしゃってください。

藤沢市 六会日大前 衛生士 村中

投稿者: 阿南歯科

2021.07.03更新

藤沢市 六会日大前 阿南歯科の岩田です。

今回は、「 非歯原性歯痛 」についてお話しさせて頂きます。

非歯原性歯痛とは何か。
それは、歯以外が原因で起こる歯痛のことを指します。
歯以外で歯痛が起こる?にわかに信じがたいお話しですが、実際にそう言った症状を伴う疾患は多くあるのです。
この場合歯の治療は意味がなく、寧ろ処置をする事で悪化させてしまうケースもある為、慎重な姿勢で診断をしなければなりません。

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実際に当院でもそういった症状をもって来院される患者さんは多くいらっしゃいます。

では、どう言った疾患が非歯原性疼痛を引き起こすのかその原因になりやすいと言われるものをご紹介致します。

非歯原性歯痛にはいくつか分類があります。

①筋・筋膜性(ジーンと疼く様な痛み)
②発作性神経障害性疼痛(電気が走り抜ける様な痛み)
③持続性神経障害性疼痛(帯状疱疹など伴う)
④血管性疼痛(偏頭痛など伴って生じる)
⑤心臓性
⑥上顎洞性
⑦心因性(精神疾患など)
⑧がんや白血病など
⑨それ以外

これらのいくつかの原因が複雑に絡み合って生じると言うものです。

私達は普段患者さんの訴えを聞く時に、まず主訴(患者さんの症状にたいする主な訴え)を聴きます。
しかし、その訴えだけでは診断には至りません。
その後、いくつか質問をさせて頂いた後、口腔内を拝見し、必要であればレントゲンを撮ったりと様々な診査を行います。

この時に、虫歯や歯周病であればそれに対応する症状が診査の段階であがってくるのですが、それに対応しない、又はいくつか矛盾が生じているものが偶にみられます。

こうした、患者さん側の主訴と此方行う診査によって得られた情報に食い違いがある時は、注意が必要です。

前述したように、歯科処置を行っても治らない事があるからです。

その場合は、しっかりと説明を行いその場では応急処置にとどめ経過観察とする場合があります。

また、必要であればペインクリニックや総合病院など然るべき医療機関への紹介などを行っております。

非歯原性疼痛の方は、鈍い痛みがずーっとあったかと思ったら止んだり、また出たりといった症状が続いてたり、痛みの箇所が日によって変わるなどの「 不定愁訴 」(症状はあるが診査上で異常が認められにくいつかみどころのない状態)がよく見受けられます。

逆に非歯原性ではないけど、痛みが続くケースもあります。

元々歯が原因で、問題なく根管治療を終えたのに、中々症状が消えないと言う事はよく起こります。
しかし、これは難治性のケースだと度々見受けられる事なので、術後数ヶ月又は年単位で経過観察を行い、徐々に日常生活に支障ないレベルに落ち着くといった症例もあるからです。

また、非歯原性疼痛を持っていると、歯の原因で処置を行う事になったが、術後痛や違和感といった症状が出やすく長引きやすい事があります。

この様に、痛みは非常に複雑で特定しにくいケースも多々あり慎重な判断が必要になります。

まずは、心配な事があれば主治医に相談することをお勧め致します。

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投稿者: 阿南歯科

2021.06.11更新

皆さんこんにちは。阿南歯科、歯科衛生士の八木です。
そろそろ梅雨入りも近いようですが、いかがお過ごしでしょうか。

本日は唾液の役割についてお話ししたいと思います。
唾液と聞くと「ツバ」などから汚いものとイメージする人もいるかもしれません。
しかし唾液は私たちの健康維持には必要不可欠な物質でとても素晴らしい力を持っているんです。

皆さん、唾液はお口の中のどこから分泌されるかご存じですか?
唾液は耳下腺、顎下腺、舌下腺の大唾液腺と7つある小唾液腺という唾液をつくる腺から分泌されます。サラサラした唾液とネバネバした唾液がありますが、サラサラ唾液は主に耳下腺から分泌され、副交感神経が優位に立っているときでリラックスしているときに分泌されます。ネバネバ唾液は交感神経が優位に立っているときなので、緊張したりしているときに分泌されます。部活の試合や大会、試験のときなど緊張する場面でお口の中がカラッカラ、そんな経験はありませんか?それは交感神経が優位に立つことにより唾液の分泌量が減り、ネバネバ唾液が多く分泌されるからなのです。

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人の唾液分泌量は一日平均およそ1,000~1,500mlと言われており、500mlのペットボトル2~3本くらいと考えると、意外と多くてびっくりしますね。
唾液成分のうち、99.4%は水分で残りの0.6%の成分がとても良い作用をもたらしてくれるのです。

<唾液の働き>
唾液には食物を湿潤させ、食塊形成を容易にして、咀嚼・嚥下を行いやすくする「潤滑作用」があります。また口腔内を湿潤させることにより口の運動や発音を円滑にします。
そして唾液は単に食塊を潤滑に移動させることだけに寄与しているわけではありません。口→食道→胃→腸→肛門と続く消化器系の最初のステージで、消化を大いに助けてくれる「消化作用」があります。唾液中のアミラーゼという酵素によりデンプンが分解され消化しやすくなります。
他にも唾液には「殺菌作用」があります。唾液中に含まれるリゾチームという酵素やラクトフェリンというたんぱく質の作用によるものです。
また食べ物・飲み物やお口の中にいる細菌が出す酸によって、お口の中が酸性に傾き虫歯になりやすい環境になってしまいます。唾液には酸性に傾いたお口の中を中性に戻そうとする「緩衝作用」という働きがあります。
「歯の再石灰化作用」は、唾液にはカルシウムイオンとリン酸イオンが含まれているので、歯の表面のエナメル質が脱灰すると、これらのイオンのおかげで歯の表面の溶けだした部分が修復(再石灰化)されます。

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常に歯の表面では脱灰と再石灰化が起きていますが、唾液の力によって虫歯になりにくくなっているのです。
唾液ってすごいですよね。しかし歯磨きをしなかったり、間食が多くダラダラと食べたりすれば、口腔内が酸性になっている時間が長くなってしまいますので、虫歯になりやすくなってしまいます。唾液の作用の効果を発揮させるためにも、食事の時間や間食の回数を決めて、食べた後はハミガキをして虫歯になりにくい環境を作りましょう!!


藤沢市 六会日大前 阿南歯科 八木

投稿者: 阿南歯科

2021.05.26更新

皆さん、こんにちは!受付の平岩です。
今回は少し遅くなりましたが4月から新しく阿南歯科医院の仲間入りをした、
先生2名、衛生士1名、助手1名の紹介していきたいと思います!

和田先生
✿ドクター:和田先生
おっとりとした優しい先生です。
時々出る京都弁が魅力です!

大山先生
✿ドクター:大山先生
さわやかな笑顔がステキな先生です。
フレンドリーでとっても親しみやすいです!

今井さん
✿衛生士:今井さん
普段は落ち着きのある穏やかな感じですが、
勉強家で真面目な一面もあります!

尾形さん
✿助手:尾形さん
明るく元気に患者様の対応をしてくださいます!
患者様に寄り添った対応は同じ受付の仲間として見習いたいと思う所も多いです♪

阿南歯科医院へようこそ☆彡
みなさんどうぞよろしくお願いします!

 

さて、話題は変わりまして...
6月4日はむ(6)と4(し)の語呂合わせで、
『むし歯予防の日』と言われています。
しばらく歯医者さんに行かれていない方はこれを機に検診を受けてみませんか?
症状がない場合でもむし歯は進行している可能性もありますので、
痛くなってしまう前に一緒に治療を頑張っていきましょう!
むし歯がない方も検診で正しい歯磨きの仕方を覚えて綺麗な口腔内を維持していきましょう。


お子様の検診ですが、初めての歯医者さんであったり、歯医者さんが苦手ですと通院がご心配ですよね・・・
そんなお子様にも楽しく通っていただけるよう、
当院では3歳~15歳(中学生)のお子様に『キッズクラブ』をご案内しています♪
内容は、
☆治療の内容を毎回、デンタルノートという連絡ノートに記載
☆検診ごとにスタンプカードを貯めて、
 全部たまるとキシリトールタブレットのプレゼント
☆無料でフッ素塗布(通常3000円)
治療前は泣いていた子も、帰る時には先生と仲良くなって、バイバイと手を振っている所を見ると私もにこにこしちゃいます。笑
ご入会費は税込310円で、年会費等はかかりません。
ご入会については当院にいらした時にスタッフまでお声かけください!

また、藤沢市では今年度、20歳、25歳、30歳、35歳、40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳、80歳になられる藤沢市民の方対象に、
『成人歯科健診』のご案内をしています。
内容はむし歯のチェックや、歯茎の異常を発見するための歯周ポケットの検査等を実施します。
費用は500円で、
当院にいらっしゃる際は受診券をお忘れないようにお願いします。
5月下旬ごろにお便りが届くと思いますので、
ご希望の方はお気軽にお電話してください♪

梅雨入りでジメジメとした日が続きますが、
皆様ご体調にはお気を付けてください。

藤沢市 六会日大前 阿南歯科医院 平岩

 

投稿者: 阿南歯科

2021.05.25更新

藤沢市 六会日大前 阿南歯科の阿南です

最近ではだいぶ減ったが、去年あたり歯科は口に直接近いから感染リスクが高そうと歯科治療を敬遠される方が多かった。
お医者さんからも先生は歯科だから大変ですね、などと心配して頂いた。
確かに新型コロナウイルスは唾液から、せきやくしゃみとともにエアロゾルとして外に出るイメージだ。
しかし歯科が原因でのクラスターはまず一件も出なかった、何故だろう?


大阪の吉村知事もTwitterで歯科から感染者がゼロなのは何かある?とつぶやいていた。


しかし我々歯科医にとってはしごく当たり前のことである。


何故なら普段から感染防御が標準だからである。
感染防御には実は種類がある。
所謂、PPEと呼ばれるパーソナル・プロテククテッド・イクイップメントから最大防御のFULL PPEまであるが、

歯科医院においては常時PPEで防御している。PPE

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また去年あたりからはさらに感染予防のために口腔外吸引機、医療用空気清浄機、人の手が触るところもアルコールで徹底して清掃している。
そのためにクリーンスタッフも採用したほどだ。


また患者さんにはお手数だが、体温測定はもちろんのこと毎回健康状態の問診表の記入をご協力いただいている。

さらに、歯科に熱のある患者さんは来ない。
よって患者さんは安心して歯科にかかって大丈夫です。


それよりも歯科で口腔ケアやスケーリング(口腔内のバイ菌のお掃除、歯石とり)をしっかり行なってないことの方が色々な弊害が出る。


新型コロナウイルに限って言えば、口腔内をきれいにすることは肺炎の予防になる。
特に高齢者は嚥下機能が低下(飲み込みが弱る)ているので、誤嚥(気管から肺に細菌や、食物残渣が入ってしまう)を起こしやすい(誤嚥性肺炎)


これは東日本大震災時に避難生活をしていた方の中で、口腔ケアを受けていた方と受けていなかった方では口腔ケアを受けなかった方が肺炎を起こし死亡された方が多いというデータが如実に物語っている。
さらにコロナに関わらず現在疾病における死亡順位の第三位は肺炎なのである(図1)もちろん若い方も口腔内をきれいにすることの重要性は言うまでもない。

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よって、口腔ケアを受けることは新型コロナウイルス予防はもちろん疾病の予防にもなることがわかっている。

 

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投稿者: 阿南歯科

2021.05.09更新

こんにちは、阿南歯科院で勤務しています歯科医の鈴木です。
今回のブログは、私が4月に歯内治療の名医である寺内先生のセミナーを受講してきたセミナー内容の中で、歯の神経を守る保存療法(歯髄温存療法)についてお話をさせて頂きたいと思います。

皆さんは歯の神経はどんな働きがあるかご存じですか?歯科医院に受診されている患者さんの中には神経の働きを知らない方もおりますので、歯科治療を受ける皆さんには是非知って頂きただけたら幸いです。

歯の神経の役目には歯に栄養分を与え歯の強度を保ったり、歯の痛み(冷たい物・暖かい物の感覚や噛んだ時の感覚)を即座に知らせるためのセンサーの役割を担っています。
虫歯が神経まで進行し、神経の温存が可能かもしれないのにも関わらず、神経の治療を行っている歯科医院も多いのが現状です・・。しかし、簡単に神経の処置をしては歯の寿命を短くしているだけに過ぎません。

2007年の海外研究で歯の神経を温存した歯と神経処置を行った歯の寿命の差を比較したところ、歯の神経を温存した歯のほうが長期的な予後が良いことが分かっています。

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虫歯の放置により神経の炎症が生じたとしても神経内にある炎症物質を取り除き正常な神経の生活反応が確認できれば、神経処置をせずに温存することが可能です。
正常な神経とは神経の形態が崩れておらず、神経中に含まれている血管内の出血があり、その出血が止血できるかどうかで見極めます。

細菌の感染によって炎症が生じている神経は形態が崩れており出血が止まりません。しかし炎症を生じている神経を取り除くと、正常な神経の形態を確認でき、さらに神経からの出血が止まることで温存することが可能です。
神経温存療法に使用する薬剤は、MTAという高アルカリ性・抗菌作用・抗炎症作用・硬組織形成作用・歯髄再生作用がある薬剤を使用し、正常な血管と触れることで効果を発揮します。

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MTAは高い成功率を持っていますが、すべての神経症状に使用できるのではなく術前の診査を行い、MTAが使用できるか歯髄が温存ができるか判断をする必要があります。
神経の状況によってMTAが使用できない場合は神経治療が必要になってきます。
使用する際は薬剤が唾液で汚染されたり、虫歯の取り残しや神経からの出血の状況をしっかりと確認しないと成功率が下がります。

当院では様々な歯科治療をしていますが、中でも神経を保存することにも力をいれています。MTAを使用した温存療法の成功率を高めるために、汚染させないためにラバーダムというゴムマスクの使用、虫歯の取り残しがないか検知液を使用したり、マイクロスコープをしようし神経の出血の状況を確認しています。

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MTA使用後は、1~3週間経過観察を行い痛みの有無を確認します。経過観察で良好であれば、唾液やプラークなどの外部からの汚染を防ぐために被せ物を行い終了となります。
しかし被せ物においても、保険治療内の被せ物(金属)だと丁寧に治療したとしても被せ物の材料の制限や欠点(熱で収縮して隙間ができたり、汚れが付きやすい)でMTAを行った歯に対して、薬剤が唾液に汚染されたり再度虫歯なりMTAを使用した意味がありません。できれば材料に制限がない自費診療での被せ物をお勧めします。

MTAは自由診療ですが、保険治療とは違い自由診療は使用する薬剤の制限がなくなるため、患者さんの歯科治療にとってベストな治療ができるという大きな利点があります。

今後の生活において神経処置をせず、健康な神経を温存できることは素晴らしい治療法であり、今回のセミナーを通じて神経を守る、神経を取らない治療の良さをブログを読んでいただいた皆さんに知って感じて頂ければ幸いです。

もし虫歯が大きく、神経を取る可能性があった場合でも神経を抜きたくないと思ったり、他院で神経を取る必要があると言われた場合でも、神経を温存できる可能性が少しでもあれば対応させていただきますのでご相談してください。

藤沢市 六会日大前駅 阿南歯科 歯科医師 鈴木

 

投稿者: 阿南歯科

2021.04.13更新

こんにちは!阿南歯科医院の衛生士 吉澤です!

4月、年度初めになりました。入学や入社などで新たな節目を迎えた方々、おめでとうございます。
私自身、娘が新しい環境に進むことになり 季節の変化と成長をしみじみ感じております。


成長といえば つい最近まで藤沢市では【2歳児歯科健診】というものが、コロナウイルスの影響により 集団実施ではなく地域診療所で個別に行われていました。
当院も個別診療対応の医院でしたので、昨年度からたくさんのお子様が健診を受けにお越しくださいました。

 

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実質2歳半すぎを中心に受診対象となるのですが、やはり2歳半はまだまだ難しいお年頃…。怖くなってしまったり、院に入ったときから泣いてしまう子もしばしば。

また、それくらい小さな子と接する機会も少ないスタッフやDrも 初めの頃は戸惑いが多かったと思います。

それでも徐々に経験を増やすうち、どのスタッフもしっかり対応できるようになったことを後半では感じました。コロナ禍という特殊な中 学びに繋がったのは良かったと思います。

 


ところで、1歳6か月児健診や3歳児健診は法的健診としてあるということを歯科衛生士学校で学びましたが、私は自分が子供を持つまでは このような2歳児歯科健診というものがあることも知りませんでした。


こちらの健診は市町村で実施されているものであり、他 さまざまな月齢を対象に設定されているそうです。

 

厚生労働省の調査によると、むし歯(治療済みを含む)を持つ子どもの割合が急激に減少している事が判明しています。例えば、昭和62年に6歳だった子どもがむし歯になる確率(乳歯・永久歯)は91%でしたが、平成23年に6歳だったの子どものむし歯率は42%で、24年間でむし歯率は半数以下に改善されたそうです。

 

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また、上記 別のデータでもご覧のとおり、予防の普及により確実に虫歯の有病率・虫歯数は減ってきています。


虫歯だけでなく歯周病を防ぐには、検診が不可欠です。小児だけでなく、成人検診も市町村などが実施していますので そのような検診を足がかりにして 健康を保っていって欲しいと思います。


そして当院では 基本的に3ヶ月に一度ごとの検診をおすすめしております。今回の2歳児健診のような公的健診をきっかけに受診して、予防として検診を続けていただきたいですし、今回お子さんだけでなく 親御さんの予約も取って下さる方もいらっしゃいました。
こうして1人でも多く、歯科を受診する機会が少しでも増えて下さると、本当にありがたいと思います!

 

 


藤沢市 六会日大前 阿南歯科 歯科衛生士 吉澤

 

投稿者: 阿南歯科

2021.03.15更新

こんにちは。

阿南歯科 往診部の谷村です。

本日は 高齢者の口腔内についてお話しをしたいとおもいます。
年齢を重ねると体にはさまざまな変化が現れますが、それは口の中も例外ではありません。高齢者の口腔内で何が起きているか ご説明していきます。

●自浄作用が低下している
口の中には「自浄作用」があります。唾液の力で歯の表面や舌、粘膜に付いた汚れや細菌を洗い流し、清潔に保つというものです。しかし、身体機能が衰えて唾液の分泌量が減っている高齢者の口腔内は、自浄作用が低下している状態になっており、意識してきれいに保つ必要があります。

●虫歯や歯周病が多い
加齢によって歯茎が下がり歯の根元が露わになると、そこから虫歯になりやすくなります。また、高齢者の口腔内は自浄作用が弱まっているため、本来は唾液で洗い流されるはずの細菌が増殖し、歯周病にもかかりやすい状態です。加齢による免疫力の低下も、虫歯や歯周病菌が増える原因の一つです。

●治療跡や入れ歯が多い
高齢者は、虫歯や歯周病にかかった経験が多く、詰めものなどの治療跡が残っている人も少なくありません。また、歯周病で歯が抜けてしまい、入れ歯を使っている人も多いでしょう。詰め物をしている場合は、その下で虫歯が進行していることがあり、入れ歯を使用している場合は、入れ歯と粘膜の隙間に細菌が繁殖しやすくなります。

●味覚が変化する
人は、舌の表面にある味蕾(みらい)という小さな器官で味を感じます。しかし高齢者の場合、口の中の自浄作用が低下しているため、舌の表面に舌苔が付きやすく、味を感じにくくなったり、味覚が変化したりすることがあります。また、偏った食生活による栄養不足も、味覚障害の原因の一つです。

●口腔内が乾燥する(ドライマウス)
高齢になると、噛む力の低下や服用している薬の影響で唾液の量が減ります。唾液は口腔内を清潔に保つ役割がありますので、ドライマウスは虫歯や歯周病の進行、また、雑菌の繁殖による口臭の原因になります。

口腔機能が低下すると、「噛んで味わう」「飲み込む」といった動作をスムーズに行えなくなるため、十分な栄養を摂取できません。栄養不足状態が続くと、運動機能の低下や認知症の進行、さらなる摂食障害につながる可能性があります。口腔ケアは、歯磨きや口腔内の洗浄で歯周病などを予防するだけでなく、摂食トレーニングや誤嚥性肺炎の予防といった高齢者の身体機能の回復につながる内容も含みます。口腔ケアを適切に行えば、高齢者に「おいしく食べる」という生きがいを取り戻させられるばかりか、介護をする側の負担を軽減させることもできます。

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次に口腔ケアのメリットについてお話ししたいと思います。

●唾液の分泌を促進する
残留物や細菌で口腔内が不衛生な状態では、唾液が出にくくなり口の中が乾燥します。口腔ケアで口の中を清潔にすると、唾液の分泌が促進されます。また、歯ブラシなどで「唾液腺」を刺激することで、唾液腺の働きを活発にし、意図的に分泌量を増やします。唾液には歯や口の粘膜を保護したり、虫歯や歯周病を予防したりする役割があるため、唾液の量を増やすことは口腔ケアにおいて重要なポイントです。

●感染症や発熱を予防する
口の中にいる細菌の中には、表皮感染症や食中毒を引き起こす「黄色ブドウ球菌」、呼吸器感染症を引き起こすおそれのある「肺炎桿菌」など、全身疾患の原因となる菌も存在します。口腔ケアをしっかり行わないと口腔内が菌の温床となり、感染症や肺炎にかかりやすくなることがあります。口腔ケアには、感染症や発熱の予防という効果もあるのです。

●認知症を予防する
口を開けたり閉じたりして噛んで食べるという行為は、脳に酸素を送ったり刺激を与えたりするため、中枢神経を活性化し認知症を予防するといわれます。

●誤嚥性肺炎を予防する
嚥下(食べ物を飲み込むこと)機能が衰えると、食べ物や唾液が気管に入ってしまうことがあります。このとき、口腔内の細菌が肺に入って起こるのが「誤嚥性肺炎」です。口腔内の汚れや細菌を減らすことは、誤嚥性肺炎の予防につながります。誤嚥性肺炎は高齢者の命にかかわることもある怖い病気なので、しっかり予防することが重要です。

●口腔機能の低下を防ぐ
高齢者は、「噛む」「飲み込む」「呼吸する」「話す」「表情を作る」といった口腔機能全般が低下しやすい傾向にあります。口腔機能が衰えると、十分な栄養が摂取できなくなり、免疫力の低下や摂食障害につながります。口腔ケアを通して口腔機能を向上・改善すれば、体全体の健康の回復が期待できます。

 

阿南歯科では 訪問診療も行っております。

通院にて歯科治療を受けるのが困難になってきた、寝たきりでお口の中の状態がどうなっているのかが心配など、お気軽にご相談下さい。いつまでも美味しく 安全にお食事を取ってて頂く為にも是非、 阿南歯科往診部にご依頼くださいませ。お待ちしております。
藤沢市 六会日大前 阿南歯科 谷村

投稿者: 阿南歯科

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