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2021.09.26更新

こんにちは!訪問部事務員の鈴木です。
突然ですが、今あなたの舌先の位置はどこにありますか?
こう聞かれると、え?どこにあるんだ?意識したことない、という方が多いかと思います。
実はこの舌の位置がとても大切なんです…!

口を閉じた時に、舌が下の前歯の裏側についている方は意外に多くいらっしゃると思います。
実はそれは間違った癖で、舌癖と言うんです。
舌の位置が下がった、「低位舌」。
これは子供も大人も気をつけなければいけません。
この間違った習慣を続けることで、クセになってしまっている可能性があります。

「低位舌」により起こる問題としては、
・口呼吸の習慣化
 →お口の中が乾燥する事で細菌が繁殖し、口臭の原因となったり、虫歯ができやすくなる
・いびき
・睡眠時無呼吸症候群
・お顔のたるみ、二重顎
・歯並びや顎の位置のずれ

舌の位置によりこんな問題があるなんて、びっくりしますよね。
では正しい舌の位置はどこでしょうか。

このような状態です。(絵が下手ですみません。。)

ぶろぐ

正しい位置は、上の顎に舌がピッタリはりついている状態です。
舌先は上の歯に触らず、舌のお写真のようなスポットという部分に当たる状態です。

ぶろぐ

では、この低位舌をどのようにして治していくか、が大切になります。
低位舌は舌の筋肉が衰えているために起こるので、しっかりとトレーニングをすれば正しい位置に戻すことができます!
色々な舌のトレーニング方法があるのですが、本日は2種類をご紹介したいとおもいます!

①舌回し方法
まずは唇を閉じ、唇の内側を大きくなぞるように1周させて下さい。
その時のスピードは、1周5〜6秒かけて行ってみてください。
この動作を朝昼晩に右回り、左回りでそれぞれ20回1セットとして、3セットほど行ってみてください。テレビを見ながらでも、湯船に浸かりながらでも数分でできるトレーニングです!
やってみるとわかりますが…これが意外と疲れるんです!

②ポッピング
舌全体を上のあごに吸い付け、3秒ほどキープする。この時、舌先だけ吸い付けずに、舌全体を吸い付けるようにして下さい。
そして3秒キープした後に、舌を下に下ろしポンッと鳴らします。
わかりにくい場合は、YouTubeなどで「ポッピングトレーニング」と検索すると出てきますよ!これを20回3セット、チャレンジしてみてください。
意識していなかった舌の位置…
これを機に普段から意識して、トレーニングも行ってみてくださいね(^^)

六会日大前 阿南歯科  鈴木

 

投稿者: 阿南歯科

2021.09.04更新

こんにちは。
阿南歯科、歯科医師の八木です。
8月も終わり、少しずつ寒くなってきましたね。季節の変わり目、体調管理にはより一層気を付けていきましょう。

 

 

さて、突然ですが皆さんは『オーラルフレイル』という言葉をご存じでしょうか?最近ではいろんなメディアに取り上げられているので言葉だけは聞いたことあるかもしれませんが、内容までは知らない方も多いのではないでしょうか。

高齢期になり心身の機能や活力が衰え、虚弱になった状態を『フレイル』と言い、要介護になる手前の段階にあたります。その中でもお口に関する症状を『オーラルフレイル』と言います。世界に名だたる長寿国となった日本において、その寿命の長さだけではなく健康寿命(QOL)を延ばすということでも重要な概念となります。

 

最近・・・
・硬いものが食べにくくなった
・滑舌が悪い
・食べこぼすことが多くなった
・お口の中が乾燥する、ニオイが気になる
・食欲がわかない、少ししか食べられない

 

上記のような症状が頻繁に出てくるようなら要注意かもしれません。
オーラルフレイルは将来の介護リスクを高める“お口のささいな衰え” が積み重なった状態です。実際に放置していれば要介護認定や死亡のリスクがおよそ2倍になるという研究結果も出ています。
初めはささいな変化かもしれませんが放置していればお口の機能低下、やがては心身の機能低下につながるのです。

なので、オーラルフレイルを早く見つけしっかりと対応することが大切です。

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では、どのように予防したらいいのでしょうか?

 

1つはお口の健康を保つためにも歯科医院の定期検診に通いましょう。
定期検診に通うことで異常があれば早期に発見することができ、対応(治療)することができます。また、予防の観点からもその都度適切なアドバイスを受けることができます。
2つ目は適切なセルフケアを行うことです。普段からお口の健康に意識を持ち、お手入れをしっかり行いましょう。

3つ目にお口の運動や唾液線のマッサージをすることも大切です。

口の開け閉めの運動や舌の運動。また、「パパパパパパパパ」、「タタタタタタタタ」という感じに発音するだけで体操になる『パタカラ体操』といったものもあります。

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「今はまだ大丈夫」なんて思っているといつの間にかオーラルフレイルになっているかも!?
将来、要介護にならずQOLを高めるためにもオーラルフレイルの予防はとても重要です。
気になる症状がある方はお気軽にご相談下さい!

投稿者: 阿南歯科

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