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2023.12.01更新

綺麗な顎のラインの為に

こんにちは。阿南歯科の小林です。今回は舌のお話です。
マスクなどで、人の目を気にしない日が続くと、口元や顎にもたるみが…
そこで注目したいのが舌のトレーニング、ミューイング。いつでもこっそり手軽にできるのに効果抜群です。
舌は筋肉の塊で、舌骨を引き上げています。筋力が低下すると舌骨とともに顔周りの筋肉も下がりたるみなどの原因に。舌をトレーニングして本来のあるべき位置に戻すだけで、1週間くらいで顔に変化が出ます。

ミューイング(Mewing)とは、矯正歯科医のマイク・ミューと大学教授のジョン・ミューが考案した口腔姿勢のメソッドです。顎と顔面の正常な発達を促進するトレーニング法で、舌の位置と姿勢を正すことで、本来のポテンシャルを最大限引き出せるようになると言われています。
舌は上顎の歯並びの内側にぴったりとついて収まっているのが一般的ですが、歯並びが悪い人の多くは、舌が正しい位置についておらず、舌が下に落ちていたり、上顎と下顎の間などにあることが多いです。これを専門用語で「低位舌」といい、低位舌の場合だと本来上にあがっている部分の舌が気道の方に落ちてしまうことで、気道が狭くなり苦しくなってしまいます。苦しくなると何とか呼吸をしやすい状態にしようと下顎を前に出してしまう癖がつき、結果、受け口や下顎が前に突出したような顔立ちになってしまいます。
また舌は正しい位置にあることで、上顎の歯列を広げるように内側から圧力を加えており、間違った位置に舌があると上顎の成長が弱まるだけでなく、舌が低位であると上顎の歯列が狭くなり叢生になりやすくなったり、歯並びに悪影響を及ぼすと言われています。
ミューイングは舌、姿勢、腹筋の3つのポイントに注意して行い、舌の位置を正しい位置にもっていくことと、舌で咀嚼することを身につけましょう。
舌は本来、舌先は口の上の裏側のくぼみにつけ、後ろ1/3を軟口蓋という部分につけるのが正常です。軟口蓋とは喉の奥の上にある柔らかい所で、舌の、どの部分を軟口蓋に当てるのかをまず最初に認識しましょう。舌をベーっと出して、人差し指を舌全体に乗せて、指先が乗っている辺りが軟口蓋にあてるところなので、位置の感覚を覚えて人差し指を口から離して舌を元に戻し、軟口蓋に当ててみます。
舌の後ろの位置が決まったら、口の上部分を滑らせているとボコって凹んでいるところに舌をつけます。
最初は大変かもしれませんが、感覚を覚えて何度も繰り返しトレーニングをしましょう。
正しい位置に舌をもっていくには、舌を持ち上げる力と舌が上顎につけやすい環境をつくることがポイントです。
これらのトレーニングで舌が口蓋に密着できるようになると、気道が広がり、いびきなどが改善されたり、集中力が出にくかったという症状も改善されたという報告もあがっています。

藤沢市 六会日大前 阿南歯科 小林

投稿者: 阿南歯科

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