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2021.03.15更新

こんにちは。

阿南歯科 往診部の谷村です。

本日は 高齢者の口腔内についてお話しをしたいとおもいます。
年齢を重ねると体にはさまざまな変化が現れますが、それは口の中も例外ではありません。高齢者の口腔内で何が起きているか ご説明していきます。

●自浄作用が低下している
口の中には「自浄作用」があります。唾液の力で歯の表面や舌、粘膜に付いた汚れや細菌を洗い流し、清潔に保つというものです。しかし、身体機能が衰えて唾液の分泌量が減っている高齢者の口腔内は、自浄作用が低下している状態になっており、意識してきれいに保つ必要があります。

●虫歯や歯周病が多い
加齢によって歯茎が下がり歯の根元が露わになると、そこから虫歯になりやすくなります。また、高齢者の口腔内は自浄作用が弱まっているため、本来は唾液で洗い流されるはずの細菌が増殖し、歯周病にもかかりやすい状態です。加齢による免疫力の低下も、虫歯や歯周病菌が増える原因の一つです。

●治療跡や入れ歯が多い
高齢者は、虫歯や歯周病にかかった経験が多く、詰めものなどの治療跡が残っている人も少なくありません。また、歯周病で歯が抜けてしまい、入れ歯を使っている人も多いでしょう。詰め物をしている場合は、その下で虫歯が進行していることがあり、入れ歯を使用している場合は、入れ歯と粘膜の隙間に細菌が繁殖しやすくなります。

●味覚が変化する
人は、舌の表面にある味蕾(みらい)という小さな器官で味を感じます。しかし高齢者の場合、口の中の自浄作用が低下しているため、舌の表面に舌苔が付きやすく、味を感じにくくなったり、味覚が変化したりすることがあります。また、偏った食生活による栄養不足も、味覚障害の原因の一つです。

●口腔内が乾燥する(ドライマウス)
高齢になると、噛む力の低下や服用している薬の影響で唾液の量が減ります。唾液は口腔内を清潔に保つ役割がありますので、ドライマウスは虫歯や歯周病の進行、また、雑菌の繁殖による口臭の原因になります。

口腔機能が低下すると、「噛んで味わう」「飲み込む」といった動作をスムーズに行えなくなるため、十分な栄養を摂取できません。栄養不足状態が続くと、運動機能の低下や認知症の進行、さらなる摂食障害につながる可能性があります。口腔ケアは、歯磨きや口腔内の洗浄で歯周病などを予防するだけでなく、摂食トレーニングや誤嚥性肺炎の予防といった高齢者の身体機能の回復につながる内容も含みます。口腔ケアを適切に行えば、高齢者に「おいしく食べる」という生きがいを取り戻させられるばかりか、介護をする側の負担を軽減させることもできます。

 入れ歯

 

次に口腔ケアのメリットについてお話ししたいと思います。

●唾液の分泌を促進する
残留物や細菌で口腔内が不衛生な状態では、唾液が出にくくなり口の中が乾燥します。口腔ケアで口の中を清潔にすると、唾液の分泌が促進されます。また、歯ブラシなどで「唾液腺」を刺激することで、唾液腺の働きを活発にし、意図的に分泌量を増やします。唾液には歯や口の粘膜を保護したり、虫歯や歯周病を予防したりする役割があるため、唾液の量を増やすことは口腔ケアにおいて重要なポイントです。

●感染症や発熱を予防する
口の中にいる細菌の中には、表皮感染症や食中毒を引き起こす「黄色ブドウ球菌」、呼吸器感染症を引き起こすおそれのある「肺炎桿菌」など、全身疾患の原因となる菌も存在します。口腔ケアをしっかり行わないと口腔内が菌の温床となり、感染症や肺炎にかかりやすくなることがあります。口腔ケアには、感染症や発熱の予防という効果もあるのです。

●認知症を予防する
口を開けたり閉じたりして噛んで食べるという行為は、脳に酸素を送ったり刺激を与えたりするため、中枢神経を活性化し認知症を予防するといわれます。

●誤嚥性肺炎を予防する
嚥下(食べ物を飲み込むこと)機能が衰えると、食べ物や唾液が気管に入ってしまうことがあります。このとき、口腔内の細菌が肺に入って起こるのが「誤嚥性肺炎」です。口腔内の汚れや細菌を減らすことは、誤嚥性肺炎の予防につながります。誤嚥性肺炎は高齢者の命にかかわることもある怖い病気なので、しっかり予防することが重要です。

●口腔機能の低下を防ぐ
高齢者は、「噛む」「飲み込む」「呼吸する」「話す」「表情を作る」といった口腔機能全般が低下しやすい傾向にあります。口腔機能が衰えると、十分な栄養が摂取できなくなり、免疫力の低下や摂食障害につながります。口腔ケアを通して口腔機能を向上・改善すれば、体全体の健康の回復が期待できます。

 

阿南歯科では 訪問診療も行っております。

通院にて歯科治療を受けるのが困難になってきた、寝たきりでお口の中の状態がどうなっているのかが心配など、お気軽にご相談下さい。いつまでも美味しく 安全にお食事を取ってて頂く為にも是非、 阿南歯科往診部にご依頼くださいませ。お待ちしております。
藤沢市 六会日大前 阿南歯科 谷村

投稿者: 阿南歯科

2021.03.02更新

みなさん、どうもこんにちは!

藤沢市亀井野にある阿南歯科医院 受付近藤です!
突然ですが、みなさんは、
「噛ミング30運動」をご存知でしょうか?
タイトルにもある通り、読み方は「カミングさんまる運動」です。

こちらは、食育を推進するキャッチフレーズで
厚生労働省で、一口30回以上噛むことを目標とした
「噛ミング30(カミングさんまる)」運動を提唱しています。

30回というのは、窒息防止や五感での味わいを考慮し、
従来から噛む回数の目途とされている回数だそうです。

ブログ1

また、「ひみこのはがいーぜ」という言葉をご存知でしょうか?
こちらも、噛むことの効用を表す食育ワードだそうです。

「ひみこのはがいーぜ」にはどんないい事が隠されているのでしょうか?
一緒に見ていきましょう!

まず、

「ひ」肥満予防
よく噛んで食べる事で脳にある満腹中枢が働いて、食べ過ぎを防げます!

「み」味覚の発達
よく噛んで味わう事により、食べ物の味がよくわかります!
よって、減塩に繋がります。

「こ」言葉の発音がはっきり
   よく噛む事で、口の周りの筋肉が使われます。
   綺麗な発音ができたり、表情が豊かになります!

「の」脳の発達
   よく噛む事が脳細胞の働きを活発にします!
   認知症予防に役立ちます。

「は」歯の病気を防ぐ
   唾液がたくさん出て、虫歯や歯周病を防げます!
   よって、歯の生存率アップで、歳をとっても
口から食事ができる事に繋がります。

「が」がんの予防
   唾液の酵素が発がん物質の発がん作用を消す働きをしてくれます。

「い」胃腸の働きを促進
   よく噛む事で、消化酵素がたくさん出て、消化を助けます!

「ぜ」全身の体力向上と全力投球
   力いっぱい遊んだり、仕事したりする活力がわきます!!!

 

一口、30回以上噛むことにこんないい事がたくさんあったなんて、
みなさんはご存知でした?
私は知りませんでした。

弥生時代の卑弥呼の1回の食事の噛む回数が、
約4000回とされており、
その当時の食事は固いものばかりで、
今よりも6倍も噛む回数が多かったそうです。
おそらく卑弥呼は良い歯や、歯ぐきをしていたと想定されて
この言葉ができたそうです。

ぶろぐ2

 

また、早食い習慣のある人ほど、肥満度が高いことも
報告されているそうです!

わたしも早く食べてしまう習慣があるので、
今日から気をつけていこうと思います。
また、こういった対策は
小さなお子さまとも一緒にできますよね!

例えば、
小さく刻んでいた食べ物を少し大きめに切って、
噛む回数を増やしたり、よく噛む事で食べ物が細かくなり、
飲み物で流し込まなくても、自然と飲み込めるようになるそうです。


噛む事は健康の第一歩!!

よく噛んで、おいしく味わって食べることにより、
食事の満足感が得られます。
ご自身の健康のためにも、一口30回以上噛んで、
一緒に健康への道を手に入れましょう!!

最後まで読んでいただきましてありがとうございます。

藤沢市 六会日大前 阿南歯科 受付近藤

投稿者: 阿南歯科

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