こんにちは、歯科衛生士の今井です。
暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか
最近検診時に「親知らずって抜いた方が良いの?」と聞かれることがあり、今回は「親知らず」をテーマにさせていただきます。
〇親知らずとは?いつ頃生えてくるの?
親知らずは「第三大臼歯」と呼ばれており、10代の後半から20代の前半にかけて生えてくることが多いです。ですが、必ずすべて生えてくるわけではなく、歯茎の中に埋まっている場合や、もともと親知らず自体がない方もいるなど個人差がとてもある歯です。
最近では、昔に比べ、ファーストフードなどの柔らかい食事を食べることが増えてきているため、顎の発達の関係で、顎が小さい方が増えてきているので、親知らずが生えづらくなっているとも言われています。
〇親知らずは生えてきたら抜くべきなのでしょうか
親知らずだからすべて抜くとはかぎりません。生え方や状態によって変わります。
【抜いた方が良い例】
・親知らず自体と手前の歯に虫歯がある
・磨きにくく、いつも汚れがたまり、痛みや腫れ伴うことがある
・歯茎の中に埋まっているが、レントゲン上で歯を含めて膿の袋のようなものがみられる
・歯並びに影響がでてきているなど
【抜かなくてもよい例】
・上下できちんと生えており、かみ合っている
・歯茎の中に埋まっており、周りの歯や骨に対して影響がみられない
〇親知らずのメインテナンス方法
【歯ブラシを使った方法】
・親知らずを磨く際の歯ブラシは奥まで入りやすい頭が小さいものがおすすめ!
親知らずは一番奥の歯のため、頬が伸びるように小さめに口を開けて、優しく当てみてください。
【タフトブラシを使った方法】
ワンタフトブラシに効果的な部位とおすすめの使い方・半分だけ頭が見えている場合におすすめ!
尖端を親知らずとその手前の歯の間に上から差し込んで小さく円を描くように当ててみてください。
【フロスを使った方法】
・親知らずは歯ブラシが届きにくいので、親知らずとその手前の歯の間をしっかり清掃しましょう。夜寝る前など1日1回活用してみてください。
今回は簡単に親知らずの紹介をさせていただきました。
親知らずについて…自分には生えているのか、虫歯がないか、磨き方を知りたい等々いつでもお気軽に当院にご相談ください。
六会日大前 阿南歯科医院 今井