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2024.08.27更新

こんにちは!歯科衛生士の小池です。

まだまだ暑い日が続くので体調管理には気をつけて暑さを乗り切りましょうburn

 

今回はお子さんの歯並び咀嚼嚥下発音に関係している口腔筋機能療法(MFT)についてお話しします。

 

舌、頬、唇の筋肉のバランスが悪いとうまく咀嚼嚥下が出来ず、使われていない顎は成長が滞り、乳歯の1.2倍で生えてくる永久歯は綺麗に並ぶことができません。

歯が重なって生えてくると磨きづらくなるため虫歯、歯周病になるなど悪循環を招きます。

これらの原因として口腔機能発達不全症の疑いがあります。

 

口

 

例)

口呼吸をしている

口がポカンと空いている

姿勢が悪い

食事の際噛んでから飲み込みまでが異常に早い(遅い)

遊び食べをしている

いびきをかいている

発音が気になる

飲み込む時に舌が歯に触れている

舌の位置が常に下にある(他)

 

こういった症状がみられる場合、口腔筋機能療法が必要かもしれません。

 

 

 

◎MFT(口腔筋機能療法)

 

幼少期からの口周りの癖である舌突出癖や指しゃぶりが顎の骨の変形を招くほか、アレルギー性鼻炎などによる口呼吸の習慣が、お口周りの筋肉の緩みにつながることもあります。

口腔筋機能療法(MFT)は、こうした後天的な筋肉の不調和を内科や耳鼻科と連携しつつ、舌や唇、頬などの筋力のトレーニングを通して整えていく療法です。

噛む時、飲み込む時、発音時、安静時の舌や唇の位置の改善や、呼吸をはじめとした口腔機能の改善が期待できます。

 

口

 

今回は口腔機能のバランスを整えるため、お家で出来るトレーニングのひとつをお伝えします!

 

⭐️ガムを使ったトレーニング

 

❶ガムを口に入れて1回咬む

❷ガムを咬み始め、こめかみを確認しながら左右で咬む

❸咬筋を確認しながら左右で咬む

           【❷❸を3~5セット行います(★)】

❹ガムを丸めて前歯で咬む

❺ガムを丸めて前歯に押し付ける

❻ガムを丸めてスポットに押し付ける

❼ガムを丸めてスポットに押し付けたまま唾を飲む

 

 

くち

 

 

他にも口腔習癖に合ったトレーニングをお伝えしています。

舌、頬、唇の筋力のバランスを整えることで正しい咀嚼嚥下を獲得し、歯並びだけでなく将来の虫歯や歯周病の予防もしていきましょう。

 

阿南歯科医院 小池

 

投稿者: 阿南歯科

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