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2021.05.25更新

藤沢市 六会日大前 阿南歯科の阿南です

最近ではだいぶ減ったが、去年あたり歯科は口に直接近いから感染リスクが高そうと歯科治療を敬遠される方が多かった。
お医者さんからも先生は歯科だから大変ですね、などと心配して頂いた。
確かに新型コロナウイルスは唾液から、せきやくしゃみとともにエアロゾルとして外に出るイメージだ。
しかし歯科が原因でのクラスターはまず一件も出なかった、何故だろう?


大阪の吉村知事もTwitterで歯科から感染者がゼロなのは何かある?とつぶやいていた。


しかし我々歯科医にとってはしごく当たり前のことである。


何故なら普段から感染防御が標準だからである。
感染防御には実は種類がある。
所謂、PPEと呼ばれるパーソナル・プロテククテッド・イクイップメントから最大防御のFULL PPEまであるが、

歯科医院においては常時PPEで防御している。PPE

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また去年あたりからはさらに感染予防のために口腔外吸引機、医療用空気清浄機、人の手が触るところもアルコールで徹底して清掃している。
そのためにクリーンスタッフも採用したほどだ。


また患者さんにはお手数だが、体温測定はもちろんのこと毎回健康状態の問診表の記入をご協力いただいている。

さらに、歯科に熱のある患者さんは来ない。
よって患者さんは安心して歯科にかかって大丈夫です。


それよりも歯科で口腔ケアやスケーリング(口腔内のバイ菌のお掃除、歯石とり)をしっかり行なってないことの方が色々な弊害が出る。


新型コロナウイルに限って言えば、口腔内をきれいにすることは肺炎の予防になる。
特に高齢者は嚥下機能が低下(飲み込みが弱る)ているので、誤嚥(気管から肺に細菌や、食物残渣が入ってしまう)を起こしやすい(誤嚥性肺炎)


これは東日本大震災時に避難生活をしていた方の中で、口腔ケアを受けていた方と受けていなかった方では口腔ケアを受けなかった方が肺炎を起こし死亡された方が多いというデータが如実に物語っている。
さらにコロナに関わらず現在疾病における死亡順位の第三位は肺炎なのである(図1)もちろん若い方も口腔内をきれいにすることの重要性は言うまでもない。

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よって、口腔ケアを受けることは新型コロナウイルス予防はもちろん疾病の予防にもなることがわかっている。

 

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投稿者: 阿南歯科

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