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2020.10.11更新

こんにちは!
阿南歯科医院のカウンセラーとして勤務しております山本と申します。
本日は乱筆乱文ながら、私がブログの担当をさせて頂きますので最後までよろしくお願いいたします。、

10月も半ばに差し掛かり、暑さも和らぎ大分過ごしやすくなってきましたね。
皆様風邪や今流行のウイルスなどにかかっていませんか?


さて、これは私が何年か前に動物園へ行った時のお話です。
シマウマがいる檻に近付いて、かなりお顔のアップの写真を撮ることが出来ました。
その撮れた写真を見て、私は驚きました!
この写真を見てください!
この、下の歯です!

山本さんブログ1

山本さんブログ2

 

歯科関係者の私としては、この、歯の中(神経のある歯髄と呼ばれる部分)がこんなにもたくさん見えてしまっていることに大変衝撃を受けました。
そしてすぐに気付きました、これは咬耗だと。
みなさん聞きなれない言葉だと思います。
彼らは草食動物で、草などの葉っぱを、上下の歯を横にスライドしながら動かすことですりつぶしながらご飯を食べています。
その力が強すぎたり、何十年も繰り返したりすることで、上のシマウマさんのように歯の中が見えてきてしまいます。
それを咬耗と呼びます。

しかも、ここまで行くと絶対に、痛かったりしみたりするはずです・・。
だって歯の中には神経があって、それが丸出しになっているようなものですから・・。
このシマウマさんがどう感じているのかわかりませんが・・。


これは、人間にも全く同じことが言えます。
噛む力が強すぎたり、歯ぎしり食いしばりをしていると、あのシマウマさんのようになってしまいます。
実際にそのようになっている方もたくさんいらっしゃいます。

人間は本来、上下の歯は常に離れているものです。
舌が上の歯のアーチの中に収まり、ほんの少し、肉眼ではわからないくらい離れているのがベストな状態です。

でも頬杖をついたり、ぐっと力んだりすれば食いしばりますし、寝ているときに歯ぎしりをする人もいます。
中には日中、デスクワークなどの仕事でも集中して食いしばってしまう人もいるかもしれません。
するとどうなるか。

食いしばったり歯ぎしりしたりすると、歯には自分の体重の5倍~15倍の力がかかると言われています。
成人男性60キロの体重の人なら300~900キロ、1t近くにもなるわけです。
しかも歯、1本1本に、です。
どう思いますか?
あんなに小さな私たちの歯1本1本に、人によっては1tもの力が毎日かかっているんですよ?
負担にならないはずないですよね?
歯も悲鳴を上げます。
歯が抜けてしまう原因になったり、あのシマウマさんのように歯が削れてしまって、しみる、痛いなどの症状に繋がる可能性も十分にあります。

そうならないために、歯ぎしり、食いしばりをやめる必要があります。
日中は出来るだけ歯と歯を離すように意識する。
気付いたら離す。

問題は夜です。
寝ている間、無意識の時。
これは一番厄介です。
日中よりも力は強く、長く、歯を当ててしまいます。
防ぐには意識するしかないですが、寝ている間のことなので到底無理です。
じゃあどうしたらいいか。
もう物理的に防ぐしかありません。
そう、それが、先生たちがよく言う、マウスピースです。
マウスピースがあれば、歯への直撃のダメージは防げます。
ちょっと寝にくいかもしれませんが、ほとんどの方は歯ぎしり食いしばりをしていると言われています。
心当たりの方は是非、マウスピースを作ってみてはいかがですか?
保険適用で作ることができますので、ご興味のある方は一度先生に相談してみてくださいね!


では、長くなりましたが、これで失礼させて頂きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

藤沢市 六会日大前 阿南歯科 トリートメントコーディネーター 山本

投稿者: 阿南歯科

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