MainImage

2021.11.15更新

こんにちは。歯科衛生士の今井です。
日に日に秋が深まる季節となりました。温度差も激しく、体調も崩しやすいので体調管理をしっかり行っていきましょう。

先日小児の検診の際に、お母さまから
「乳児の歯みがきはいつ頃から始めたほうが良いですか?」
というご質問をいただいたので今回のブログのテーマにさせていただきました。

歯みがきを始める時期は、一般的に乳歯が生え始めたらと言われています。
歯をみがくというよりも、歯みがきの習慣づけを始めると考えてください。あせらずにゆっくりと慣れさせていくことが大切です。
まずは子どもを保護者のひざの上に仰向けに寝かせて、口の中を観察することから始めましょう。
最初から歯ブラシを口の中に入れてしまうと驚いて、歯みがきを嫌がってしまうことが多いです。濡らしたガーゼを指に巻き、歯を優しくぬぐってあげ、歯茎を奥から手前に向かって少しずつ刺激してあげましょう。
口の中を刺激することに慣れてきたら、乳児用の歯ブラシで1、2回歯に触れる練習から始めてみてください。
歯ブラシでの刺激に慣れてきたら、歯を見ながら1本ずつ5秒くらいかけてやさしく磨きます。強い刺激や、長くみがくことで子どもが歯みがきを嫌にならないように気をつけ、上手にできたときは褒めてあげてください。

歯磨き
では、歯ブラシはどういうものを使えばいいのでしょうか?
歯ブラシは子どもが自分で使う用と保護者が仕上げみがきする用を用意しましょう。
始めに歯が生えたばかりの子どもが自分で使う用の歯ブラシについて説明します。
子どもが自分で歯ブラシを持ちたがるようになったら、喉をつつかないように柄が短く、ストッパーやハンドルがついたものがよいでしょう。子どもの口の中は大人が思う以上にデリケートです。できるだけ小さいヘッドで、毛先が柔らかいもの、またお気に入りの色やキャラクターで楽しい歯みがきを心がけてください。

歯ブラシ

次に保護者の仕上げみがき用の歯ブラシの選び方を説明します。
仕上げみがき用には歯ブラシの頭のヘッドが上の前歯2本分くらいの幅のもので、毛先が丸く加工してあるものだとみがきやすく、歯茎をきずつけにくいです。歯ブラシの柄が長く、保護者が持ちやすいものを選びましょう。

最後に、子どもに歯みがき1人でできるようになってきた時も、必ず保護者がそばで見守り目を離さないようにし、座らせて歯みがきをしましょう。歯ブラシをもったまま歩き回ると転倒してしまったり、物にぶつかったときに大きな怪我につながります。

コロナ禍の中での育児はとても大変だと思いますが、お口の中でなにか不安なことがありましたらいつでもお気軽に当院にご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

藤沢市 六会日大前 阿南歯科 衛生士 今井

投稿者: 阿南歯科

インターネットでの診察予約はこちら ブログ ブログ
訪問歯科診療について GuidDent 歯医者の選び方2019年 身近でやさしい医療メディア MedicalDOC