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2021.01.16更新

こんにちは、本日ブログを担当させて頂きます岩本です。
本日はお口の中の環境が、全身の病気に大きく関与しているというお話になります。
 
かつては、虫歯、歯周病や歯の喪失などは、歯が痛くなる、物が食べられなくなる、見た目が悪くなる、口が臭くなるなど口の中だけのトラブルとして考えられていました。
さらに昔に遡ると、歳を取ると歯がなくなるのは当たり前などいう時代もあったと聞きます。
 
ところが近年の研究により、お口のトラブルは全身疾患に大きく関わっている事が分かって来ました。
 
例えば、歯周病がある人の全身疾患リスクと、歯周病がない人とのリスクを比較すると
 
がん 1.24倍
脳梗塞 1.63倍
狭心症 2.11倍
糖尿病 1.98倍
早産・低体重出産 3倍
 
のリスクがあるとの報告があります。
 
また
愛知県知多半島で65歳以上の方を対象に4年に渡り追跡した研究では
歯を失い、入れ歯を使用していない場合
 
認知症のリスクが1.9倍
転倒リスクが2.5倍
 
保有する歯が19歯以下の人は20歯以上の人と比較して
要介護認定を1.2倍受けやすい
とのデータも出ています。
 
記憶に新しいところでは2020年10月に九州大学研究チームが
歯周病の原因菌やその毒素が脳に蓄積され認知症の原因物質が作られる
との発表もありました
 

ひと 
 
他には、歯を失いよく噛めずに早食いをする事によりメタボの原因の一つになっている、歯を失い咀嚼嚥下機能の嚥下機能の低下により十分な栄養が取れなくなり高齢者のサルコペニアやロコモティブシンドロームにつながる事もあります。
メタボと低栄養、意見すると反対に見える健康状態にも共に関与していたりもします。
 
この様に、歯周病になったり、歯を失う事は、お口の中だけの問題だけでなく全身の病気に大きく関わっています。
なお、単純に比較する事は出来ませんが、2016年国立がん研究センターより受動喫煙による日本人の肺がんリスクは約1.3倍との報告がありました。
分煙や禁煙が常識となるくらい知られているタバコのリスクを考えると、歯周病や歯の喪失がいかに全身の病気に影響を与えているが分かりやすいかと思います。
 
実際、厚生労働省の
「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」では
栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙と並んで
歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善が掲げられています。
 
いかがでしょう
何気なく毎日行う歯磨き、3か月に一度が目安の歯科定期健診
これらは、単純に虫歯予防を超えた重要な将来の健康や生活に繋がる行為になるのです。
 

投稿者: 阿南歯科

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