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2020.11.04更新

こんにちは、阿南歯科の神田です。
11月に入り秋も一段と深まり、体調には気を遣う毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。

 

毎年11月に入ると、少しずつインフルエンザの患者さんも増え始めてきます。

そこに今年は新型コロナウイルスの流行と、予断を許さない状況が続きますね。

今年は新型コロナウイルスが流行しているため、なるべく感染を避けるために

病院へ行くことをやめてしまう方も多いかもしれません。
現状、小児科などでは乳児予防接種の受診率の低下が問題視されています。

私にも1歳になったばかりの娘がおりますが、

生後5ヶ月頃に新型コロナウイルスの流行がはじまり不安だった覚えがあります。

しかしコロナウイルスばかりを心配し、

本来行うべき予防接種をせず他の感染症に罹ってしまっては意味がないと思い、

予防接種や健診には予定通りしっかり受診しています。

検診①

では皆さん、歯科医院においての予防はどう考えていますか?
「虫歯、歯周病の予防のためだけなら、

とりあえず自宅での歯磨きを頑張って感染症が落ち着いてから行けばよいだろう…」
そんな風にお考えになる方が多いのではないでしょうか?

 

申し訳ありませんが、それは間違えです!!

 

実はすでに口腔ケアはウイルス感染症予防に効果的であるという研究結果があります。

例えばインフルエンザ
研究概要は
・デイケアに通う65歳以上の高齢者をAグループ(98名)、Bグループ(92名)の2つのグループに分けます
【Aグループ】
歯科衛生士が口腔内のケアを週に1回、6ヶ月に渡り実施
【Bグループ】
これまで通りセルフケアを実施

その結果…
インフルエンザ発症者がAグループはなんとたった1名、Bグループでは9名だったというものです。

口腔ケアを行うことで発症率が10分の1にまで減少できることが分かっています!!

 

通常、気道の粘膜はタンパク質に覆われていて、ウイルスが簡単に付着しないようになっています。

ところがそのタンパク質が破壊された状態でウイルスが口腔内に入ってくると、

ウイルスが気道の粘膜に付着して大増殖します。
この気道の粘膜を守っているタンパク質を破壊するのが【歯垢、歯石、舌苔などから発生する酵素】と言われています。

 

検診②

この研究結果のポイントは「専門知識を持った歯科衛生士が歯垢や歯石をきちんと除去した」ということです。

 

自宅で歯磨きをしただけでは口腔内の細菌は減少せず、予防効果は高まりません。


歯科医院では日常の歯磨きでは取れない汚れも専用の機械です取り除き、確実に細菌を減少させることが可能です!

 

またインフルエンザだけでなく今年みなさんが心配されている新型コロナウイルス予防にも同じように口腔ケアは有効であるといわれております。


少しでも予防につながるのであれば、流行期だからこそしっかり受診する必要があるのです!!

検診③

もちろん病院へ行くことに不安な方もいらっしゃるかと思います。
当院での主な感染対策として
①スタッフや患者様への検温
②マスク、フェイスガード、サージキャップ、防護服を着用し、グローブは患者様ごとに交換
③すべての器具やハンドピースを個包装にして滅菌
④定時に医院内全体の消毒
などを行っておりますので、どうぞご安心してお越しください。

藤沢市 六会日大前 阿南歯科 神田

投稿者: 阿南歯科

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