MainImage

2020.06.20更新

こんにちは。歯科助手の太田です。
梅雨入りし蒸し暑い日々ですが、体調を崩さないようみなさまお気をつけください。

今回は子どもの歯について書こうと思います。
「乳歯は虫歯になっても生えかわるから大丈夫!」と思っている方はいませんか?
それは大きな間違いです。乳歯の頃に虫歯が多いと永久歯になっても虫歯になりやすいと言われています。
赤ちゃんは生後6ヶ月頃から歯(乳歯)が生え始めます。

 はじめはきれいに洗った親の指に清潔なガーゼを巻いて歯を拭いてあげましょう。乳歯はまだエナメル質が完全ではなく虫歯になりやすいので、食事の後は必ずケアをしてあげてください。ガーゼに慣れてきたら乳児用の歯ブラシで磨き、様子を見ながら赤ちゃん用の歯ブラシを持たせてあげてもいいでしょう。


そして5~6歳になると永久歯が生え始めます。この生えかわったばかりの歯もエナメル質が弱く虫歯になりやすいので気を付けて歯磨きしましょう。また、永久歯は乳歯と違い生えかわりません。永久歯は一生ものです。「虫歯ができたら歯医者さんに行く」のではなく、虫歯にならないように「かかりつけの歯医者さんに定期的に行く」ことがとても大切です!定期的に通うことで先生や歯科衛生士にサポートしてもらいましょう。


中には「フッ素」塗布してくれる歯医者さんもあります。歯にフッ素を年に数回、継続的に塗布することで虫歯を予防することができます。家庭でフッ素入りの歯磨き剤を使用するのもいいでしょう。
フッ素塗布以外にも「シーラント」という処置があります。6歳頃に生えてくる永久歯「第一大臼歯(6歳臼歯)」を虫歯から守るため、噛み合わせ面の溝を埋めて汚れがたまるのを防ぎます。ただシーラントをしても部分的に外れたり、そこから虫歯になることもあるので、ケアをきちんと行い定期検診でチェックをして必要であればシーラントをやり直すことが大切です。
当院ではフッ素塗布やシーラントを行っていますので一度相談してみてくださいね!

ブログ歯

あともう一つ。虫歯菌や歯周病菌は親から子どもに感染(垂直感染)するのを知っていますか?
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌や歯周病菌はいませんが、生活をしていくと感染します。虫歯菌や歯周病菌を持ったまわりの人が赤ちゃんの口にキスをしたり、同じスプーンやお箸を使ったりしても感染してしまいます。
一度感染するといなくなるのは簡単ではないので、親、兄弟姉妹などみんなでうつさないように気を付けてください。
そこで大切なのはまわりの人が口の中の環境を良い状態にしておくことです。口の中の細菌を減らすことで垂直感染のリスクを低くすることができます。ですので、親や兄弟姉妹は歯が痛くないから大丈夫…ではなく、一度歯医者さんで診察をして口の中がどのような状態であるかを確認し、必要であれば治療することをおすすめします。家族全員で感染を防ぎましょう。

投稿者: 阿南歯科

インターネットでの診察予約はこちら ブログ ブログ
訪問歯科診療について GuidDent 歯医者の選び方2019年 身近でやさしい医療メディア MedicalDOC