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2015.03.27更新

 はじめまして、阿南歯科医院勤務医の岡部と申します。今回はお子様についてお話していきたいと思います。

 昔は虫歯だらけのお子様が待合室を埋め尽くしていたと良く聞きます。このままではまずいと日本歯科医師会をはじめとする歯科医療従事者が一丸となり様々な対策を行い現在は小児の虫歯は少ないと言われるようになってきました。しかし、日々診療をしていくなかでかなり虫歯が多いお子様を見ることがあります。

 話はかわりますが先日ある勉強会に出席したところ子供の食育についての話を聞きました。講師は「粗食のすすめ」で有名な幕内 秀夫先生で子供の成長と歯についての講演でした。内容はかなり多岐にわたるので割愛しますが少しお話したいと思います。

 初めに申し上げましたように虫歯は減ってきております。しかし子供の肥満率がかなり上がってきています。肥満になるということは甘いものやカロリーが高いものを摂取していると簡単に推測できます。ここでひとつ疑問なのですが甘いものを多く摂取すると虫歯になるときいたことがありますよね?。昔の虫歯時代は糖分たっぷりのお菓子で虫歯になってしまったと聞きます。しかし現在の食品には糖分カットやキシリトールなどの代替甘味料によって昔ほど糖分がはいっていないと言われています。

 ではなぜ虫歯が多いお子様がいるのでしょうか。幕内先生もおっしゃっていたのですがそれは飲み物のせいではないでしょうか?私が子供のころは正直ジュースなどはほとんど飲みませんでした。基本的にはお茶や水、牛乳でした。私が診ている小児患者のお子様に「いつも何飲んでるの?」と聞くと高確率でジュース類の答えが返ってきます。現在多種多様な飲み物がありますが基本的に飲み物は口の中に長時間停滞してしまいます。できることなら飲み物はお茶や水などにしてみてはいかがでしょうか?そうすることで歯にたいしても、また肥満についてもリスクを減らすことができるのではないでしょうか。

 以上で今回のお話は終わりにします。簡単にまとめると子供の歯及び健康のために少し飲み物を変えてみたらどうでしょうか?時間もコストもかからずすぐにできることだと思います。それでは失礼致します。

投稿者: 阿南歯科

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