インプラント治療
インプラント治療とその可能性
インプラント治療とは
インプラント治療とは、失った歯を補う治療法の1つです。顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上から人工歯を取り付けて機能の回復を図ります。天然歯と同じ「歯根」を持つ構造であるため入れ歯と違って違和感がなく、しっかりと噛めるのが特徴です。また、素材には生体親和性(人体へのなじみやすさ)の高いチタンが使われており、顎の骨としっかり結合する上にアレルギーを起こす可能性もありません。
いくつになっても「食」の楽しみは変わらない
「先生、いくらかかってもかまいません。もう一度、前歯で思いきりとうもろこしにかぶりつけるようにしてほしいんです」こう言って来院された患者さんがいらっしゃいました。その方は当時入れ歯を使っており、特に不自由はされてないようでしたが、大好きなとうもろこしを食べるのには心もとなかったようです。
「いくらかかってもいい。何年ももたなくてもいい。ただ、子どもの頃のように前歯でとうもろこしを食べてみたい」と本気で訴えるその方の熱意に、やはりいくつになっても食べることは人間の生きる喜びなのだと実感させられました。
「とうもろこしにかぶりつきたい」というその願いに応えるため、さっそく治療計画を立て、インプラント治療をスタートしました。幸い、顎の骨の厚みや口内環境に問題がなかったためスムーズに治療が進み、4ヶ月後には希望されていた通りのしっかりとした前歯インプラントが完成。念願のとうもろこしを口にされ、喜びをお手紙でご報告いただきました。
歯が抜けるとこんなことが起きます
- 下の歯が抜けた場合、上の歯が出てきてしまう
- 噛み合わせる下の歯がなくても、上の歯は噛む機能を維持しようとして、噛み合わせ相手を探して伸びてきてしまいます
- 矯正治療が必要になる
- 歯が抜けた歯のスペースに、隣の歯が倒れこんできます。これを治すには矯正治療が必要になってしまいます。
- 体のバランスが悪くなる
- 噛み合わせは全身の健康やバランスにも大きな影響を与えます。歯がなくなった箇所を避けて反対側でばかり噛んでいると、体の左右対称のバランスにも狂いが生じてしまうのです。
当院で使用しているインプラント
当院ではスイスのストローマン社製の「ITIインプラント」を使用しています。ITIインプラントは、長い歴史と高い信頼性から、世界中で使用されているインプラントです。
特徴
- 顎の骨との結合性が高い
- 特殊な表面処理により、従来のインプラントに比べて顎の骨との親和性が非常に高く、しっかりと結合します。また、他のインプラントほど深く埋め込む必要がありません。
その日には噛めません。他にストローマンの特徴がもっとあるので、ストローマンジャパンで確認してください。
ブリッジの特徴
歯が1~2本なくなった場合に、両脇の歯を支えとして人工の歯を橋のように架ける治療をブリッジと言います。固定式で、取り外したり装置を洗ったりする手間はかかりません。違和感なく、おいしく食事を楽しめます。ただし健康な両脇の歯を削らなければならなず、抜けた歯を補うため健康な歯に負荷がかかってしまうといったデメリットもあります。
入れ歯の特徴
入れ歯は保険が適用されるので、手頃な費用で短期間に作ることができます。しかし部分入れ歯の場合、両脇の歯に金属バネをかけるため健康な歯に大きな負荷がかかります。また総入れ歯の場合も着け心地の違和感が大きく、発音が不自由になります。そして食べ物の熱を感じづらいというデメリットがあるのです。
「噛む」こととアルツハイマーとの関係
ある調査によると、総入れ歯の人と自分の歯が10本以上残っている人を比較した場合に、総入れ歯の人の方がアルツハイマーを発症する確率が明らかに高いことが分かりました。これは、「噛まない」ことで脳へ伝わる刺激がなくなり、記憶をつかさどる海馬という脳の機能と運動能力が低下していってしまうためです。
つまり、きちんと噛めるということは高齢になってからの健康や生活にとても大切だということなのです。
インプラントの価値
インプラントにかかる治療費は1本あたり35万円ほど。決して安いものではありません。しかし、あなたが自分の指を失ったとして、同じ見た目と機能を回復できたらその費用は高いですか?インプラントは天然歯と見分けが付かないほど自然な仕上がりで、また「歯根」を持つ構造であるためものをしっかりと噛みしめることができます。
歯を失って、自由に噛むことができないもどかしさは言葉に表しきれないものがあります。「自分の歯でものが噛める」という、当たり前のような幸せを再び取り戻す方法。それがインプラント治療なのです。健康でなければ人生を楽しむことは難しくなります。もし、人生を楽しむために不可欠な基本的な健康をお金で取り戻すことができるなら、それは一概に「高い」と言い切れるものではないのかもしれません。
インプラントの治療例




