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2016.06.11更新

こんにちは!衛生士の大嶺ですflower2

6月も半ばにさしかかり、初夏の香りが漂っていますね!
早くも今年の折り返しという事で、6月に入ってからは多くの患者様が検診にいらしております。
そこでよくご質問をいただくのがデンタルフロス(糸ようじ)なのですが、皆さまは使ったことはありますか?

 

実は、フロスを使うのと使わないのとでは歯垢(汚れ)の除去率に驚くほど差があるのです。

・歯ブラシのみ → 約60%除去できる
・歯ブラシ+フロス → 約80%除去できる

この差20%!かなり大きいです!!!
歯垢1mg中に含まれる細菌の数はなんと約10億と言われています。

汚れをそのままにして寝てしまっていると考えるだけでゾッとしますよねgan

そこでフロスを併せて使うメリットを挙げていくと・・・

 

①歯ブラシでは届かない部分の汚れが取り除ける
歯ブラシのみだと、歯と歯の間や歯周ポケット(歯ぐきの間のミゾ)までブラシが行き届かず取り残すことが多いです。


②炎症のチェックができる
フロスを入れて出血があった場合、歯ぐきに炎症が起きていると考えられます。


③口臭が少なくなる
歯垢はいわば細菌のカタマリです!
その細菌たちは歯ぐきの中で増殖し、粘着性の汚れを作り出してしまいます。
例えるなら排水溝のヌメリのイヤなニオイ…fun
それらは細菌の仕業であり、口の中でも同じメカニズムでニオイが発生します。
フロスを通した後にニオイを嗅いでみて下さい。定期的に歯垢を取り除けば、口臭が改善されたりしますよ。

 

フロス

 

虫歯と歯周病の予防をもっと頑張ってみようかな、と思ってくれたそこのあなたへ!
最後にワンポイントアドバイスです。
私が寝る前にしているフロスを使った応用なのですが、

フッ素入りの歯磨き粉やフッ素ジェルをフロスに絡めてフロスを通します。

より効果的に歯ぐきの中までフッ素が送達するのでオススメです。
ちなみにこれを行う場合は『ノンワックスタイプ』のフロスを使用すると良いですtooth
【ノンワックスタイプのフロスはワックスで糸が固められていないので、ばさっと繊維が広がり、フッ素がフロスによく絡んだ状態で届きやすいのです!】

長くなってしまいましたが、フロスをはじめ補助用具にはたくさんの種類があります。
患者様個人に一番あったものと、正しい使い方を検診や歯磨き指導などでお伝えしておりますので、いつでもお気軽にお声かけ下さい ^ ^

投稿者: 阿南歯科

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