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2016.04.13更新

衛生士の相原です。

だいぶ暖かくなってきましたね!
桜の見頃は過ぎて行こうとしていますが、葉桜も中々可愛いですね(*^^*)
さて、少し前の話になりますが、私の主人の舌に出来物が...
小さなものではなく中々の大きさでしかも硬い...

歯科医療に従事する私としては気が気ではなく、
もしもの時は私1人で子供3人...どうやって...
家のローン...
車のローン...
医療費...
そんな事ばかりが頭の中グルグル廻って挙げ句には最悪の事まで、考えてしまう始末...


hako
翌日には口腔外科を予約して直ぐに診てもらいました!


結果
悪いものではなく大事には至らなかったのですが...
とにかくとても怖い思いをしました...( ;´Д`)

そこで今回は口腔癌について少し書かせて頂きます。

 

口腔ガン

口の中の粘膜にできるガンで種類としては一般的なガンが多いのです。日本では毎年約7000人が口腔ガンになっていて、そのうち約3000人が亡くなっています。しかも、この数字は増え続けていると言われています。この数字だけ見ると約半数近くの人が亡くなり、かなり致死率の高い恐ろしいガンに思えます。

しかし、口腔ガンは早期発見すれば後遺症もほとんど残ることなく、ガンの治療経過をみる指標となる「5年生存率」も約90%とかなり治癒しやすいガンだということがわかっています。
重要なポイントは、とにかく早期に発見することです。

口腔ガンは初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどありません。
痛みやしこりなどの自覚症状が出てきた時にはすでに進行しているケースが多く、その段階での死亡率も高くなってしまいます。
痛みが出た時には遅い可能性があるため、早めの検診が欠かせません。

普通の人が初期の段階で自分で口腔ガンに気がつくのはかなり難しく、実際は検診や歯科の受診中に歯科医や歯科衛生士の目によって発見されるというケースがほとんどです。

 

セルフチェック


●なかなか治らないしこりや腫れはないか?
●赤くなっていたり、白くなっているところはないか?
●2週間以上治っていない口内炎はないか?
●合わない入れ歯を使っていないか?
●食べ物が飲み込みにくいなどはないか?
●1日にタバコを40本以上吸うか?
●1日に日本酒を3合以上飲むか?
●口が開きにくくなってきたりしていないか?
●唇や舌がしびれたりしないか?
●抜歯後など、口内の傷の治りが悪くなってないか?


少しでも気になる事があれば早めに検診をうけて下さい!

今回は、ちょっと怖い話になりましたが、まずは口腔ガンにならないために生活に気をつけるのがいちばんです。
口腔ガンで手術などになれば、食事や発音などに支障が出て生活の質はどうしても落ちてしまいます。
健康で美味しく食事をしていくためにも、定期検診は本当に大事なのです!

阿南歯科では3ヶ月ごとにお口の検診をさせて頂いております。
大事な患者様のお口の中がいつまでも健康でいられる様、少しでもお手伝い出来れば幸いです。

 

投稿者: 阿南歯科

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