こんばんは!
衛生士の大嶺です。
この頃ますます寒くなってきていますね。
もう残り少ない2015年、クリスマスなどイベントがまだ残ってますので、免疫が落ちやすい時期になりますが体調に気をつけて楽しんでいきたいところですね!
やはり冬といえば食べ物も美味しい時期ですし、忘年会や親戚団欒などでなにかと食事をする時間が増えますよね。私も、祖母から食べ物を勧められたらついつい・・・ということが多々あります
唐突ですが、本日は「だらだら食べ」についてお話をしようと思います。
年末年始は時期的にもついついだらだら食べをしてしまいがちですよね。
しかし、食事や間食を摂る回数が多ければ多いほど、お口の中が酸性になる時間もそのつど増えちゃいます。
それを分かりやすく説明したものがステファンカーブと呼ばれるものです。
ステファンカーブとは、歯垢の中のpH濃度を飲食後から測定していったものをいいます。
もともとお口の中はpH6.8でほぼ中性の状態を保っています。しかし飲食を行うと、虫歯菌の出す酸により、お口の中のpHが酸性に傾いてしまいます。
これが元の中性に戻るまでに要する時間を表した曲線がステファンカーブです。
つまり、回数を決めて食事をする方が良いということです!
そして、食事を終えてすぐの状態で歯を磨くと・・・
なんと!歯の表面が削れてしまう可能性があります!!
たまに歯の着色汚れが取れるからという理由でレモン汁を歯ブラシにつけて磨く方も見かけますが、それは歯の脱灰を促進して積極的に歯を酸蝕症にしているような状態です。
また、歯磨き剤の中に研磨剤が含まれている場合や、ブラッシング圧が強い人が食後すぐに歯磨きをすると同じように、酸蝕症のリスクをあげることになります。
つまり、このステファンカーブに基づくと
『食後30分~1時間空けてから』
の歯磨きが一番ベストなタイミングとなります!!!
ちなみに酸性に傾きにくい飲み物はお茶や水、牛乳などです。
なるべく決まった食事の時間・回数にして、歯の再石灰化を促しましょう!