阿南歯科医院の勤務医の岡部です。今日は矯正について私なりの考えをお聞きください。
矯正と聞くと子供がやるものだとまず考えますね。確かに子供の時期の歯並びは大人になってから影響を与えてしまいます。ただ今日は大人になってからの矯正についてお話させてください。
最近患者さんからきく話ですが昔はこんなに歯ががたがたではなかったとおっしゃるかたがいます。このようなかたは基本的には歯周病が関連しています。詳しいことは省きますが歯周病によって歯を支えてる骨が溶けてしまい、日々変わりゆく噛み合わせによって歯に余計な力がかかり歯並びが悪くなっていきます。このような場合、歯周病の治療を行っていけば改善されます。
しかしなぜこんなに歯が移動してしまっているのだろうかと考えることがあります。それは歯並びがもともと力が均等にかからない状態だったからではないかと疑われることがあります。つまり子供の時の矯正とは違い、大人になってからの矯正は見た目はもちろんですが歯を守るために必要と私は考えます。話はそれますが診療をしていると歯並びが悪い状態だと治療は難しいです。うまくいかないこともあります。脅しのようになってしまいますが抜歯に至ってしまうケースもあります。
例をあげればきりがないですが、大人になってからでも矯正は必要です。高齢になって自分の歯で食事をしたいと皆さん思うはずです。少しでも歯並びが気になるようなら、一度相談して下さい。当院では無料相談もおこなっていますのでそちらもご利用ください。